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コミックエッセイ「おはよう、サンテ 不登校の私を救った愛犬との日々」本日発売

肥前ロンズ氏と愛犬サンテとの十余年の記録がコミカライズに

【おはよう、サンテ 不登校の私を救った愛犬との日々】
6月18日 発売
価格:1,485円

 KADOKAWAは6月18日、コミックエッセイ「おはよう、サンテ 不登校の私を救った愛犬との日々」を全国書店・電子ストアにて発売した。価格は1,485円。

 本作は、「カクヨムWeb小説短編賞2023」の「エッセイ・ノンフィクション部門」にて短編特別賞を受賞した肥前ロンズ氏のエッセイ「うちのわんこの話をさせてください」のコミカライズ版。愛犬を看取った肥前ロンズ氏が、衝動のままにたった1日で書き上げたというエッセイには、淡々と、それでいて小さな心の機微が丁寧に描かれている。

 コミカライズにあたり、肥前ロンズ氏が大幅な加筆を行ない、愛犬サンテとのより細かな日常の出来事、老犬になってからの変化、家族と試行錯誤した介護の様子をより鮮明に綴っている。

 マンガを担当したのは、SNSでの育児コミックやファミリー向けの企業広告なども手掛けている漫画家・イラストレーターのむぴー氏。柔らかで愛らしいタッチながら、時には深い負の心情なども繊細に表現し、サンテの一生をみずみずしく描く。

【「おはよう、サンテ 不登校の私を救った愛犬との日々」ストーリー】

 深く心に傷を負った小学6年生のロンズは、母の「犬、飼おうか」という一言がきっかけでトイプードルと出会う。

 生まれたばかりの子犬に「サンテ」(フランス語で「健康」の意。命名は母)と名付け、サンテは家族になった。ロンズとサンテはともに大きくなって、言葉は通じないはずなのに心は通い合っていく。

 時に癒され、時にはツッコミ、そして時にはサンテから気づきを得ていくロンズ氏。だけど犬は先に老いてゆく――その事実を、サンテの変化から否が応でも感じ取ってしまう。

 サンテの身体の不調、通院、手術、介護、そして看取り……しんどいことも多かったはずなのに、それでも、サンテと過ごす日々は楽しかった。愛犬サンテと過ごした家族の十余年の記録をつづった1冊。