ニュース
鶴見中尉と第七師団が主人公。小説「ゴールデンカムイ 鶴見篤四郎の宿願」
野田サトル氏の描き下ろしイラストを多数掲載
2025年10月17日 12:49
- 【ゴールデンカムイ 鶴見篤四郎の宿願】
- 10月17日発売
- 価格:968円
集英社は、小説「ゴールデンカムイ 鶴見篤四郎の宿願」を10月17日に発売した。価格は968円。
本作はマンガ「ゴールデンカムイ」の鶴見中尉を主人公にした初のスピンオフ小説。ストーリーは鶴見中尉と第七師団が出会った事件を綴るオムニバス形式。それぞれの事件で第七師団の各団員がフォーカスされている。
近代史の時代小説を多く手掛ける伊吹亜門氏が小説を手掛けている。原作とイラストは野田氏自身が担当しており、本文中には多数の描き下ろしイラストが使用されている。
各話あらすじ
第一話 幽霊歩哨 《谷垣源次郎》
ロシア兵との死闘が続く二〇三高地。死んだはずの兵士が歩哨に立つという。谷垣源治郎はある夜、戦場には似つかわしくない、軽やかな鈴の音を聞いた。そして光の中から、先の戦いで死んだはずの戦友の姿が現れるのを見た……。幽霊歩哨の正体とは?
第二話 白い日本兵 《菊田杢太郎》
ロシア兵のあいだで、「白い日本兵」の噂が広まっているという。白い日本兵は銃弾に当たっても死なずにロシア兵へ向かってくる、おそろしい存在だという。菊田はあることをきっかけに、白い日本兵の真実へ近づいていく……。
第三話 羽二重天幕の密室《宇佐美時重》
二〇三高地での戦いも大詰めを迎えようとしている。宇佐美は捕虜の尋問をするための天幕の設置を命じられた。戦局を左右する貴重な情報を持っている捕虜だという。尋問の担当は鶴見だったが、天幕のなかで事件は起こった……。
第四話 時にはやさしく見ないふり《尾形百之助》
二〇三高地での戦いも大詰めを迎えようとしている。宇佐美は捕虜の尋問をするための天幕の設置を命じられた。戦局を左右する貴重な情報を持っている捕虜だという。尋問の担当は鶴見だったが、天幕のなかで事件は起こった……。
第五話 鶴見篤四郎は惑わない《月島 基》
奉天での戦いは膠着していた。損耗は大きく弾薬も少なく、戦いは難局を迎えていた。ある日の夕食後、月島は鶴見から密命を受けた。それは戦局を決する可能性のある驚くべき秘策であった。