特別企画
【今日の読み切り】「乙女発電」
日本の電力の70%は乙女によって生み出されていた!
2024年6月7日 00:00
- 【乙女発電】
- 著者:タケオキュージュウ
- 集英社
思春期の女の子の放つ新電力「乙女発電」が活用されている世界。発電者の1人である千咲さんは、いつも岩井くんのスマートフォンを、彼女が放つ電力で充電していた。ある日、千咲さんは岩井くんから手紙をもらう。その手紙には「好きです」と書かれていた。
本作「乙女発電」は、2021年12月から「少年ジャンプ+」にて配信されているタケオキュージュウ氏の短編作品。思春期の千咲さんと岩井くんのささやかな恋物語が展開していく。
少女が生み出す「乙女発電」というユニークな設定だけれど、実際思春期には、必要以上に自意識過剰になったり、日々感情がジェットコースターのようになったり、独特のパワーが溢れている。そのパワーを電力に変換できれば、自家発電できそうなくらいだったかもしれない。恋愛に迷う少女にとって「好き」という言葉は最高のパワーワード。初恋の頃の気持ちを思い出しながら、読んでみてほしい。
その恋は街を照らす――。思春期の女の子の放つ新電力「乙女発電」が活用されている日本。発電者の1人である千咲さんと岩井くんのささやかな恋の話。特別読切27ページ。
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