特別企画

【今日の読み切り】「災禍の竜の島」

恐ろしい災竜は、小動物のように甘えてくるかわいい奴だった

【災禍の竜の島】

著者:IZ

小学館

 天変地異を司り、災害をもたらすために災竜と呼ばれ恐れられている竜の棲む島に流れ着いた少女サギッタは、以外にも可愛い災竜に言葉を教えることになる。

 「災禍の竜の島」は、IZ氏によるサンデーうぇぶりのオリジナル読み切りマンガ。ファンタジーな世界を舞台に、竜と人間の交流を描く。

 災竜は人の言葉を話すといってもかたことで、最初はほとんどコミュニケーションが取れない。サギッタはお互いの言葉を覚える必要があると覚悟して、災竜と暮らしながらお互いに言葉を教えあっていく。

 本作の魅力はなんといってもかわいい災竜。人に似た姿ではあるが、鋭い牙や爪、ウロコに覆われたしっぽはそのままの、怖可愛い見た目でサギッタに甘えてくる姿がキュートすぎる。

 サギッタは、コミュニケーションの先にようやく竜が本当に求めていたことに気づく。だが、そこには大きな問題が横たわっていた。竜の可愛さをぜひ堪能して、2人の行く末を見守ってほしい。

【あらすじ】

 天変地異を司り、災竜と呼ばれ恐れられている竜が棲む島に漂着してしまった少女。目が覚めると傍らに巨大な災竜がいることに気づき、死を覚悟する。だが、災竜は人のような姿に変化してコミュニケーションを求めてくる。