特別企画
壁・床5面の映像でこそ実現できた躍動感あふれる体験! 「マンガダイブ『SPY×FAMILY』THE WORLD OF DOUBLE LIVES」内覧会レポート
2024年2月20日 18:19
- 【マンガダイブ2024 NIHONBASHI(SPY×FAMILY)】
- 開催期間:2月21日~3月24日
- 会場:室町三井ホール&カンファレンス
- チケット価格:
- 1,600円(一般)
- 1,300円(高校生)
- 800円(中学生)
日本橋にある室町三井ホール&カンファレンスで、集英社XRが主催するイマーシブ・デジタル企画展「マンガダイブ『SPY×FAMILY』THE WORLD OF DOUBLE LIVES」が、2月21日から3月24日まで開催される。この「マンガダイブ」は、2023年からスタートし、これまで新宿や表参道、イベント「ジャンプフェスタ2023」などで実施されてきた、XR技術を活用した没入感溢れるマンガ体験ができるイベントだ。
昨年12月から今年の3月にかけて、こちらの室町三井ホール&カンファレンスでも実施されており、今回の「SPY×FAMILY(スパイファミリー)」は「キングダム」と「推しの子」に続く第3弾として開催されるものだ。
一般公開に先駆けて、前日の2月20日にメディア向けの内覧会が実施された。こちらでは、その模様をレポートする。
最大のイマーシブ空間で「SPY×FAMILY」の作品を体験!
この「マンガダイブ」では、大きく分けて3つの体験エリアとグッズ物販エリアの4つで構成されている。まずはメインとなる「ストーリーダイブエリア」からご紹介しよう。こちらは、4面の壁に加えて、床面を合わせた全5面のスペースを使って、「SPY×FAMILY」のマンガを楽しめるというもの。会場は高さ5メートル×全長55メートルと、まぁまぁの広さがある。コンテンツを体験するときは、そちらに用意されているクッションに座って楽しむというイメージだ。英語でイマーシブ(immersive)とは没入感や没入型という意味を持つが、こちらのエリアは、壁と床を活用したイマーシブ空間となっており、かなりのインパクトとなっていた。
ちょっとだけ余談になるが、XR技術とはVRやAR、MRといった視覚を拡張するような先端技術を総称して呼ぶものだが、今回の展示はいずれも特別なゴーグルなどは使用せず、基本的に裸眼で楽しめるものとなっている。この「ストーリーダイブエリア」でも、単に大きな壁に大きな画像のマンガのコマが表示されるだけというよりも、すべての壁を活用しながらマンガのコマが展開されていく。
場面によっては3D的な表現や、映像が回転するような演出も盛り込まれており、想像以上に作品の世界に入り込むことができるようになっていた。たとえば、アーニャが犬のボンドの背中に乗って移動しているシーンは、まるで自分が本当に背中に乗って移動しているかのような感覚が味わえるといった感じである。
今回上映されたのは、「ボンド編」と「豪華客船編」の2本立てになっており、それぞれ15分ほどでまとめられていた。とくに後半に上映された「豪華客船編」については、昨年アニメ化されたパートでもあったため、原作を読んでいない状態でもかなり楽しめるものとなっていた。
「SPY×FAMILY」の登場キャラクターを紹介する「キャラクターダイブエリア」
「ストーリーダイブエリア」の次の部屋で体験できるのが、「キャラクターダイブエリア」だ。こちらは、「SPY×FAMILY」に登場するキャラクターたちがひとりずつピックアップされ、特徴的な場面が紹介されるものとなっていた。
「ストーリーダイブエリア」同様、1面だけに映像が表示されるというわけではなく、床も含めて映像が表示されるような演出となっている。また、短いスパンで作品のキャラクターたちが次から次へと切り替わっていくので、次は誰が登場するのか? といった楽しみ方もできるようになっていた。
ひと通りキャラクターの紹介が終わると、最後は記念撮影がしたくなるようなパネルが表示される。それぞれの面で異なる絵が表示されるので、お気に入りの絵を探してみるのもいいかもしれない。
ARコンテンツや8Kマンガビューワーなど最先端術でマンガを体験!
「マンガダイブ」で、最後に体験できるコンテンツが「マンガダイブエリア」だ。こちらは先ほどまでのシアター風のものとは異なり、様々な最先端技術を活用してマンガを新しいスタイルで楽しめるようなコンテンツが多数用意されていた。
たとえば「8Kマンガビューワー」では、紙で観るよりも遥かに高精細な8Kでじっくり作品を読むことができるコンテンツだ。こちらはモノクロとカラー原稿が読めるようになっており、それぞれダイヤルを動かしてページをめくったり、ズームができたりと、隅々までじっくり閲覧できるようになっていた。
「飛び出す、宇宙空間AR」は、スマートフォンでQRコードを読み取り、壁に設置されている絵を読み取ると3次元のキャラクターたちが飛び出してくるARコンテンツだ。特別なアプリをインストールする必要はなく、その場ですぐにAR体験ができるのは面白い。
一見するとフォトスポットのように見えるが、QRコードを読み取って背景を映すとARコンテンツが楽しめるようになっていたのが「オスタニアを歩いてみよう!」のコーナーだ。ARコンテンツそのものも面白いのだが、異なる3つの場面ごとに、芝生や木製の床など地面を踏むときの触覚なども異なっている。そうしたこともあり、インタラクティブなコンテンツとしてもなかなかユニークなスポットとなっていた。
立体裸眼視のモニターを活用した、「マンガダイブ3Dビューアー」も設置されていた。こちらは、モニター上部にセンサーが設置されており、そちらで視線を認識しながら立体的な映像が見られるというもの。特別なグラスを掛ける必要もなく3Dの映像がその場で見られるのが特徴だ。
物販エリアも充実! 「SPY×FAMILY」に加えて「キングダム」や「推しの子」のグッズも販売
展示エリアとは別に用意されているのが、グッズ物販エリアだ。こちらでは、「SPY×FAMILY」のキャラクターグッズに加えて、過去に展示が行なわれていた「キングダム」や「推しの子」のグッズも一緒に販売されている。具体的にどんなものが売られているのかについては、公式サイトでその種類と価格が掲載されているので、あらかじめチェックしておくといいだろう。
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