読み切り

【今日の読み切り】「キメラ51」

“カイブツ”と“ニンゲン”から作られた双子の物語

【キメラ51】

著者:羊歯

集英社

 BW-C26、BW-C25は人間と混ぜて作られた双子のカイブツ。カイブツの頭をしているのに中身は人間のような25、ニンゲンのなりをしてるのに思考はカイブツらしい26は、2人1組で暮らし、人間による訓練という名の実験をさせられていた。

 「キメラ51」は、2024年4月から「少年ジャンプ+」にて配信されている羊歯氏の“カイブツ”と“ニンゲン”から作られた双子の愛情を描く短編作品。

 BW-C25は、ある夜に聞こえたうなり声のようなものが何であるのかを確認しにいく。たどり着いた部屋には水槽があり、そこには自分のことをジョンと名乗る“キメラ”がいた。ジョンは、その部屋が何千何万の実験の残骸を処分する場所だと告げる。後日、BW-C26は戦場へ、BW-C25は処分されることが決まり……。

 “ニンゲン”と“カイブツ”がいる世界で、双子のキメラが見せてくれる絆や愛情に心揺さぶられる物語がここにある。

□少年ジャンプ+「キメラ51」のページ

【あらすじ】

 “ニンゲン”と“カイブツ”がいる世界。2つを合わせて作られたキメラの双子。見た目も性格も全然違うけれど、いつか外に出ることを夢見て――。奇才・羊歯が送るダークファンタジー!