特別企画

【今日の読み切り】「アシュリー=ゲートの行方」

アシュリー=ゲートは一体どこへ――。 衝撃のラストを堪能できるサスペンス・ミステリー

【アシュリー=ゲートの行方】

著者:白井カイウ/Rickey

集英社

 心臓の移植手術を受けた主人公ハル。記憶にないシーンを夢に見るのだと医師に言うと、それはドナーの記憶かもしれないと告げられる。しかしこの記憶は、予想できない事態への入口だった。

 本作は、2015年6月から「少年ジャンプ+」にて配信されている白井カイウ氏原作、作画Rickey氏の短編作品。ハルを中心に次々と実態が明らかになっていく秀逸なストーリーが楽しめる。

 繰り返し読んでいて気付いたことがある。この作品はどのページを切り取っても、物語に惹き込まれる魅力がある。リアルな表情を繊細に描くことで、さらに物語のドラマ性を底上げしているようにも思える。読み終えた後も、アシュリー=ゲートの行方を探してしまうほど、思考を巡らせている自分がいた。

 謎解きものについては、作品についてあまり詳しく書くと面白さが半減してしまうので、ぜひその目でこの物語の真相を暴いてほしい。

□ジャンプ+「アシュリー=ゲートの行方」を読む

【あらすじ】

 新進気鋭のW奇才がジャンプ+で鮮烈デビュー!! 加速する謎はどこへ向かうのか。 予測不能の衝撃サスペンス読切45P。