特別企画

【今日の読み切り】「ラストチケット」

中学最後の駅伝大会に臨む5人のメンバー。彼らにはある共通項があった

【ラストチケット】

著者:福地翼

小学館

 ある地方都市で、中学生活最後の駅伝大会に臨む5人のメンバー。駅伝に青春をかけて大会に臨んできたというわけではない彼らには、ある共通点があった。

 本作「ラストチケット」は、福地翼氏の短編スポーツコメディマンガで、「サンデーうぇぶり」にて7月4日より配信されている。“推し”の卒業ライブに参加するため、東京に行きたいという不純な動機で集まった5人のメンバー。サッカー、野球、バスケと、全く違う競技をしていた者から、スポーツには縁のない者までが、「ラストチケット」を手にするために、襷(たすき)を繋いでいく。

 サッカーに青春をかけていたが決勝進出ができなかったり、父親に認められなかったり。様々な境遇のメンバーが、尊い“推し”という共通項で繋がっていくストーリーは、実際にありそうな展開でワクワクする。“1人のミスも他の5人で挽回できる”駅伝という競技。メンバーたちの応援の中、最後の走者、駅伝くんはトップでゴールのテープを切ったのか。その目で確かめてほしい。頑張っている誰かを応援したい、そして本気で何かを頑張りたいという気持ちになれる作品となっている。

サンデーうぇぶり「ラストチケット」のページ

【あらすじ】

舞台はある地方都市、
中学校の陸上部
中学生活最後の駅伝大会に、臨むメンバーにはある共通点が……?