特別企画
貴重な生原稿や”等身大の山田”!「桜井のりお 画業20周年記念展~ひすとりーすくーる~」内覧レポート
「子供学級」から「僕ヤバ」までの20年を高密度で振り返る
2024年5月10日 18:46
- 【桜井のりお 画業20周年記念展~ひすとりーすくーる~】
- ・開催期間
- 5月10日~6月10日(東京会場)
- 7月12日~8月12日(大阪会場)
- ・会場
- Space Galleria@アニメイト池袋本店8F(東京会場)
- Space Gratus@アニメイト大阪日本橋別館3F(大阪会場)
- ・料金
- 前売り券:2,000円
- 当日券:2,200円
ムービックは、5月10日より「桜井のりお 画業20周年記念展~ひすとりーすくーる~」を順次開催する。5月10日より6月10日まではSpace Galleria@アニメイト池袋本店8F、続く大阪会場では7月12日より8月12日にかけてSpace Gratus@アニメイト大阪日本橋別館3Fが会場となる。前売券の価格は2,000円で、当日券は2,200円。入場特典として、全3種類からランダムで配布される描き下ろしミニ色紙が配布される。
桜井のりお氏といえば、秋田書店から刊行されている「週刊少年チャンピオン」にて「子供学級」、「みつどもえ」、「ロロッロ!」そして「僕の心のヤバイやつ(現在はチャンピオンクロスにて連載中)」などを手掛けた漫画家だ。展示会は氏の画業20周年を記念して、これら4作品を中心に振り返る内容となっている。
今回は5月10日からの東京会場での開催に先駆けて行なわれた関係者向けの内覧会に参加することができたので、ここでその模様をお届けしよう。
桜井のりお氏20年の歴史!「僕ヤバ」コーナーでは2人のこれまでを追体験
会場に入ると、最初に出迎えてくれるのは「子供学級」、「みつどもえ」の生原稿が配置されたスペース。原稿は各タイトルごとに用意された区画いっぱいに展示されており、その数の多さに驚かされた。どれもこれも貴重なものなので、1枚ずつジックリと見たいところだ。比較対象用として、誌面に掲載された完成原稿も置かれているため、作業のビフォーアフターを確認することもできる。
3タイトルの展示スペースを抜けた先は、先日アニメ2期の放映が終わった「僕の心のヤバイやつ」コーナーとなっている。記念展のメインで最新作ということもあり、かなりのスペースが割かれていた。なんといっても見所は、随所に飾られたカギとなるコマを読んでいくことで、主人公の市川京太郎がクラスメイトの美少女・山田杏奈に告白するまでの流れを改めて追体験できるところ。作中にキースポットとして登場する保健室、教室、そして図書館などがリアルに再現されており、2人のさまざまなイベントを思い返すことができるのも見逃せない。
展示スペースの奥には、物販コーナーが用意されている。ここではアクリルスタンドやクリアファイル、山田の「抱きしめクッション」や各作品の「原稿袋入り複製原稿風セット」などさまざまなアイテムが購入可能となっているので、じっくり選んで記念品をゲットしたいところ。なお、販売アイテムは展示会の公式ページにも掲載されているので、こちら是非チェックして欲しい。
本展示は全体的にスペースに対しての展示物密度が非常に濃く、意外な場所にイラストが描かれていることもある。見落としなく一度ですべてを堪能するのは難しいのではと思ってしまうほどの物量で、あちらこちらをアクティブに探し回る楽しみもある。是非会場ではじっくりと、桜井のりお先生20年の歴史を堪能して欲しい。
(C)桜井のりお(秋田書店)
「子供学級」:(C)桜井のりお(秋田書店)2004
「みつどもえ」:(C)桜井のりお(秋田書店)2007
「ロロッロ!」:(C)桜井のりお(秋田書店)2018
「僕の心のヤバイやつ」:(C)桜井のりお(秋田書店)2018