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巨匠の創作の秘密がここに。「萩尾望都スケッチ画集I『ポーの一族』と幻想世界」本日発売

【萩尾望都スケッチ画集I「ポーの一族」と幻想世界】
11月27日発売
価格:4,070円

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 新潮社は、萩尾望都氏の画集「萩尾望都スケッチ画集I『ポーの一族』と幻想世界」を11月27日に発売した。価格は4,070円。

 本書は、マンガ家萩尾望都氏のプロットからキャラクター造形、セリフ、コマ割りなど、創作の秘密が克明に記された200冊に及ぶ膨大なスケッチブックから、選りすぐった170点を収録した画集。

 第1巻の主なラインナップは「ポーの一族」シリーズを筆頭に、「ゴールデンライラック」、「イグアナの娘」、「戯曲 半神」、〈バレエ パレット ロマン〉シリーズ、「王妃マルゴ」などなど。デビュー前の初々しいカットや、有名作品の別ヴァージョンと思しきメモ書き、未知のキャラクターも見ることができる。素描だからこそ、よりストレートに味わえる繊細で流麗な描線に目を奪われる。

 作者の頭の中でアイデアがひらめき、スケッチブックに描かれ、熟成され、やがて完成して世に出ていく。そんな創作の過程が手に取るようにわかる貴重な1冊となっている。ファンだけでなく、様々な分野でクリエイターを目指す方々にとっても刺激的な内容となっている。萩尾氏のインタビューと、本人によるスケッチ画解説は必読。

 2026年春以降、続刊「萩尾望都スケッチ画集II 『11人いる!』とSF世界」(仮)、「萩尾望都スケッチ画集III 『トーマの心臓』とドラマ世界」(仮)の発売も予定されている。