特別企画
等身大の“地上最強の親子”が渋谷に顕現ッッ!! 公式原画展「刃牙博ッッ!!」内覧会レポート
えなこさん×棚橋弘至選手のトークセッションも開催
2025年6月13日 19:58
- 【刃牙博ッッ!!】
- 会場:SHIBUYA TSUTAYA B1F SHIBUYA IP SQUARE(SIPS)B
- 開催期間:6月13日~7月1日
- 価格:一般入場券/日時指定券 1,320円
SHIBUYA TSUTAYA B1Fにて、板垣恵介氏の描くマンガ「刃牙」シリーズの公式原画展「刃牙博ッッ!!」が開催されている。開催期間は6月13日より7月1日まで。
本記事では、その開催に先駆けて行なわれた、コスプレイヤーのえなこさんと新日本プロレスの棚橋弘至さんをゲストに迎えたオープニングセレモニーとプレス内覧会の様子を中心にレポートする。男と生まれたからには、誰でも一生のうち一度は夢見る“地上最強の男”。「グラップラー刃牙」から始まり現在連載中の「刃牙らへん」に至るまで、「地上最強とは何か」をテーマに描き続けた格闘技マンガの金字塔「刃牙」シリーズの新たな公式原画展となる「刃牙博ッッ!!」の魅力をお届けしていく。
開幕ッッ!! オープニングセレモニー
まずは「刃牙博ッッ!!」の開催を宣言するオープニングセレモニーが行なわれた。最初にお笑いコンビ「ケビンス」の仁木恭平さんと山口コンボイさんがMCとして登壇。根っからの「刃牙」ファンである仁木さんに対し「刃牙」シリーズはまだ勉強中という山口さんだったが、登場してすぐ範馬勇次郎の“開脚ポーズ”を全力で披露してくれた。相方にも負けず劣らずの「刃牙」愛を見せたところで、ゲストのお二人も続けて登壇した。
ゲストには、コスプレイヤーやタレントなどマルチに活躍するえなこさんと新日本プロレスの棚橋弘至さんが登場。山口さんらと同様に、実際にグッズ販売される「刃牙」Tシャツに身を包み登壇したお二人は、シリーズのファンでもある。棚橋さんは格闘家としてたくさんのレスラーが登場する「刃牙」は思い入れがあるとして、特に刃牙が熊の刺身を食べて体を大きくしようとするシーンがお気に入りだと「刃牙」への想いを熱く語った。また、えなこさんは「刃牙」とのコラボグラビアや「連載30周年記念地上最強刃牙展ッ!」でゲストとして登壇した時のことを語り、「刃牙」シリーズのファンになった経緯を明かした。
コスプレするなら誰?! 「刃牙」愛が止まらないトークセッション
続いて、イベントの開催を記念したトークセッションが始まった。まずはじめにフリップを使ってお題に答えるコーナーが開始。1つめのお題「コスプレするなら誰?!」に、えなこさんはビスケット・オリバの恋人「マリア」と回答した。えなこさんはコラボグラビアでオリバを意識したショットを撮影したことを挙げ、「今度はマリアの方もやってみたい」と語った。棚橋さんは、天才外科医兼格闘家である「鎬紅葉」と回答。筋肉の多い人物に惹かれるという棚橋さんは、医者でありながらよく鍛えられた肉体を持つ鎬紅葉も好きなキャラクターで、本日の髪型は彼を意識したものだと明かした。
また、2つめのお題「1日中、一緒に過ごすなら誰?!」には、棚橋さんは「ビスケット・オリバ」、えなこさんは「花山薫」と答えた。棚橋さんはオリバの食事シーンを例に挙げ、「彼といれば豪勢な食事をたくさん食べられて、体を大きくできるかも」とプロレスラーらしい回答を示した。えなこさんは、自身の一番好きなキャラクターである花山薫の魅力を解説。母や刃牙に対して見せる彼の「優しさ」を作中の名シーンとともに語った。
また、トークセッションの中盤には、お題に沿った「刃牙」の作中に登場するポージングを当てるクイズコーナーも実施。「刃牙」勉強中の山口さんには、正解の景品として複製原画をプレゼントする特別ルールも設けられた。まずは棚橋さんが「最も辛そうなトレーニングのシーンと言えば……?」というお題に挑戦。合図とともに寝そべる棚橋さんに対し、答えに頭を悩ますえなこさんたちであったが、仁木さんが答えに気づく。最終的には山口さん・えなこさんは正答ならず、棚橋さんの口から「ジャック・ハンマーによる骨延長手術のシーン」という答えが明かされた。
続いて「最も絶望を感じたシーンと言えば……?」というお題にチャレンジしたえなこさんは、棚橋さんのように仰向けになって寝そべるポーズをとった。また、「もう一つあります」と腕をグルグル回すポージングを選択。これに対し、山口さんは寝そべるポーズの右足が上がっていることに目をつけ「烈海王の足が無くなったシーン」と見事正解を言い当てた。残るもう一つのポーズに関しては、棚橋さんが「烈海王のグルグルパンチ」というところまでは答えられたものの、その対戦相手がわからず惜しくも不正解となった。1問正解した山口さんは無事に複製原画をゲット。4人それぞれの「刃牙」愛が存分に感じられる、楽しいトークセッションとなった。
最後には、範馬刃牙と範馬勇次郎の新規等身大スタチューがお披露目された。それにあわせ、ゲストとMCの面々が立像と共に撮影をするフォトセッションも実施。さらに、刃牙の家の食卓にえなこさんと棚橋さんが座る原作再現ショットも撮影された。
“地上最強の親子”が等身大立像になって登場ッッ!! 展示場の見どころを紹介
ここからは、内覧会にて見ることのできた「刃牙博ッッ!!」の魅力を写真を交えて紹介していく。やはり、本イベントの最大の見どころは主人公・範馬刃牙と「地上最強の生物」と言われる父・範馬勇次郎の新規等身大スタチューだろう。フォトセッションでお披露目されたこちらの範馬親子の立像は、よりリアルに「刃牙」の世界観を肌で感じることができる。
また、「炭酸抜きコーラ」で有名な刃牙の食事シーンをモチーフにした顔出しパネルや、体験コーナー「渋川剛気と大握手大会ッッ」、宮本武蔵の「エア斬撃」を撮影できるフォトスポットなど、作中の名シーンを彷彿とさせる展示が多数設置されている。さらに、トークセッションで話題となった場面やファン注目の名場面の原画も展示。あらゆる角度から「刃牙」シリーズの世界を体感できる展示会となっている。
また、会場には直筆サイン入りキャラファイングラフやTシャツなどが購入できる物販会場も設置。税込3,000円お買い上げごとに1枚、1会計あたり最大10枚のクリアカードを配布するキャンペーンも実施される。さらに、格闘技観戦チケット風デザインの来場者特典も入場時にランダムで手に入れることができる。
本イベント「刃牙博ッッ!!」は原画展として名シーンを見て楽しめるだけでなく、等身大スタチューや顔出しパネルといった立体的に作品を感じられるもの、渋川剛気の合気や宮本武蔵の斬撃を体感しながら撮影できるコーナーなど、「刃牙」の世界観に身も心もどっぷり浸かれる新感覚の展示会となっていた。ぜひ渋谷に立ち寄った際には、この“地上最強の展示会”を訪れてみてはいかがだろうか。
(C)板垣恵介(秋田書店)1992