特別企画

【今日の読み切り】「プログラミング・ヤクザ」

ヤクザたちの生き残りを賭けた秘策はプログラミングだった!

【プログラミング・ヤクザ】

著者:かろてん

 やくざの仁は、壊滅寸前の組を救うために、組長から頼まれてプログラミングを勉強することになった。目指すは、ヤミ金の「利子計算ツール」を作ること。組でもっとも学歴の高い中卒の仁は、さっそく「はじめてのプログラミング」片手に挑もうとするが――。

 「プログラミング・ヤクザ」はかろてん氏によるコメディ短編。講談社の「モーニング月例賞」6月期の期対賞にはいった作品だ。初めてプログラミングに挑む人間の焦燥と苦悩が面白おかしく描かれている。

 独学でプログラミングに挑むも、全く歯が立たず敗退した仁は、メガネっ子のお姉さんが優しく教えてくれるプログラミング教室に通うことになる。やくざとプログラミング、果たして最後に勝つのはどちらか。かなり爆笑させてもらったので、かろてん氏の今後の活躍にも期待したい。

【あらすじ】

 壊滅寸前になっているあるヤクザの組長から、組を救うための重大な仕事を命じられる。挑んだ組員の多くを廃人に追い込んだそれは、プログラミングだった――。