特別企画

「キン肉マン」連載45周年を記念した原画展が本日より開催! 史上最大規模の原画・展示物で味わう「キン肉マン」ワールド

【原作45周年記念 「キン肉マン」愛と絆の原画展】

会期:
8月10日~8月25日
時間:
8月19日~23日:13時~19時
8月10日~18日、24日、25日:10時~19時
会場(東京):サンシャインシティ 文化会館3F 展示ホールC

入場:大人2,200円、子供:1,500円、特典付入場券:14,500円

 1979年に集英社刊「週刊少年ジャンプ」にて連載が始まり、現在はWebサイト「週プレNEWS」にて連載が行なわれているマンガ「キン肉マン」。2024年現在で連載スタートから45周年を迎えたことを記念して、「原作45周年記念『キン肉マン』愛と絆の原画展」が東京、大阪で順次開催される。皮切りとなる東京会場は池袋・サンシャインシティ 文化会館 3F展示ホールCにて8月10日より開始となる。

 「原作45周年記念『キン肉マン』愛と絆の原画展」は「キン肉マン」関連イベント史上最多数となる原画総数150点以上、総展示物数250点以上と、これまでにないスケールの展示会場となっている。今回、オープンに先駆けてメディア向けの内覧会が行なわれたので、その模様を一足先にお届けしよう。

特別年表に原画、展示物……「キン肉マン」45年の歴史がここに

 会場は全部で14のエリアに分かれていて、それぞれにタイトルが付けられている。入口を入ってすぐの場所が、オープニングエリア。ここでは、ゆでたまご先生のスペシャルインタビューの動画が放映されているほか、その歴史がわかる特別年表も展示されている。単行本表紙だけでなく、著者の一言部分も載っているのはファンとしても嬉しいところだ。

単行本の表紙などがズラリと並び、ゆでたまご先生の歴史を見ることができる

 続いては、週刊少年ジャンプ連載時代の原画が堪能できるエリア。全部で6つに分かれており、それぞれ「黄金のマスク編」に登場した地獄めぐりのシーンをモチーフとした入口が出迎えてくれる。

 1章は「怪獣退治編~第20回超人オリンピック」、2章は「アメリカ遠征編~第21回超人オリンピック編」、3章が「7人の悪魔超人編」、4章が「黄金のマスク編」、5章が「夢の超人タッグ編」、そして6章が「キン肉星王位争奪編」と名付けられ、必殺技を体験できるフォトスポットや有名なシーンを再現した展示などが行なわれている。さらに、各所でゆでたまご先生へのインタビュー映像も放映され、名場面誕生の裏話などを聞くこともできる。内部は見てのお楽しみだが、それぞれのエリアごとに特徴ある部分が展示されているので、ファンならずとも盛り上がることができるだろう。

各種フォトスポットでは「ベアークロー」や「呪いのローラー」、「地獄の断頭台」、「クロス・ボンバー」を体験することができる。ここは写真撮影OKなので、撮り忘れることのないように! もちろん、当時の原画もたくさん展示されており、非常に見応えのあるエリアとなっていた

 「ゆでたまご先生の軌跡」と題された7章は、漫画家・ゆでたまごの軌跡と今を感じられる展示内容となっている。「キン肉マン」連載前の読み切り原画や、今も続く超人募集の裏側、応募した超人が採用されたファンへのインタビュー、そして超人の採用者のみが持つ当時の特典グッズなど見所満載で、非常に楽しめるエリアとなっていた。

2021年に作成された“キン肉マン「ねぶた」”も展示されている。そのクオリティの高さには驚かされるばかり
今の「キン肉マン」の世界が一目でわかる超人相関図も掲示。これを見れば、登場する超人がどのようなしがらみで動いているのかがわかる

 ここから先は、現在連載中の原画を展示するエリア。8章は「完璧・無量大数軍(パーフェクト・ラージナンバーズ)編」、9章は「完璧超人始祖(パーフェクトオリジン)編」、10章が「オメガ・ケンタウリの六鎗客」、11章が「現行連載中最新シリーズ編」で構成され、週刊少年ジャンプ連載時の原画との違いを垣間見ることができる。実際、線の力強さが昔とは異なっており、今の原画が持つ迫力に随所で圧倒されてしまったほどだ。

ブラックホールの技のひとつである「ロケーションムーブ」で次のエリアへ移動するなど、秀逸な演出も見所
フォトスポットのほか、始祖のダンベルを掲げる祭壇も展示されている。こちらはレンチキュラ―仕様となっており、角度によって祭壇の見え方が変わるのでぜひ色々な角度から眺めてみてほしい

 「45年の“愛”と“絆”のコンテンツ」と題した12章では、45年間の「キン肉マン」で描かれてきた“友情”を、さまざまな角度から体感することができる。あの名場面や名ゼリフが映像で映し出されていたりするだけでなく、ゆでたまご先生それぞれのシェイクハンド手形が展示されており、その手形を握ることで先生たちと「友情の握手(シェイクハンド)」をガッチリと行うことができる。

先生それぞれの手形が展示されているので、「友情の握手」を体感しよう。反対側には友情が感じられる映像が流れていて、見ていて思わず「懐かしい!」と口をついて出てしまった

 ここまでの13エリアが終わると、最後にはグッズエリアが用意されている。ここでしか購入できない展覧会オリジナルグッズなどが多数置かれているので、子供の頃を思い出す商品を買ってみるのも、大人になった今だからこその”大人買い”をするのも自由。グッズは想像以上の量がラインナップされているので、予算は潤沢に用意してくることをオススメしたい。

数え切れないほどのグッズが用意されているので、どれを買うかで悩んでしまうことだろう

 「原作45周年記念『キン肉マン』愛と絆の原画展」は、記念展の名に恥じない多数の原画をはじめ、当時を思い出させるような、あるいは今なお続く「キン肉マン」ワールドを楽しめるような展示物が満載。加えて大量のグッズと、随所に“ニヤリ”とさせる展示も用意されるなど、ファンならば見逃せない一大イベントとなっている。「キン肉マン」ファンならば、ぜひとも足を運んでほしい。