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「キノの旅」25周年プロジェクト始動! 最新「キノの旅」24巻は9月10日発売

6か月にかけてPOP UP SHOPなど多彩な企画を予定

【「キノの旅」&時雨沢恵一先生デビュー25周年プロジェクト】
8月より開催

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 KADOKAWAは電撃文庫より刊行している「キノの旅 the Beautiful World」シリーズと作者の時雨沢恵一氏のデビュー25周年を記念した大型プロジェクトを6カ月にわたって開催する。

 今回は第1弾として、ポップアップショップの開催や「キノの旅」新刊発売の情報が公開された。今後追加の情報が随時解禁されていく。

【「キノの旅」1巻】

「キノの旅 the Beautiful World 25周年記念 POP UP SHOP in 有楽町マルイ」を8月から開催

開催期間:8月16日~8月31日
定休日:8月20日
開催時間:11時~19時予定
開催場所:有楽町マルイ8Fイベントスペース1,2
入場料:無料

 25周年を記念して、小説のイラストを手掛けている黒星紅白氏描き下ろしのイラストを使用した各種グッズが販売されるほか、新規描き下ろしの等身大スタンディパネル展示も実施される。

【25周年記念 POP UP SHOP】

新刊「キノの旅XXIV」は9月10日に発売!

 「キノの旅」の最新刊となる24巻が25周年の9月10日に発売する。同日には、時雨沢恵一氏による完全書き下ろしの新作が電撃ノベコミ+にて連載を開始する。すべてが電話の会話だけで構成された異色作となっている。

【あらすじ】

 「お花が満開だよ。綺麗だねえ。エルメス」運転手が言うと、「根っこが道で盛り上がっているから、そのまま突っ込んで転ばないでね」エルメスと呼ばれたモトラドが言った。ピンクの巨木が近づく。太い根が横に生え、道の上に大きな凸を作っていた。運転手が、その手前でシートから立ち上がり、タイミング良く体を少し浮かした。抜けた重みのおかげで前輪が、そして後輪が、根っこの盛り上がりを撫でるようにいなしていった。「お花が満開だよ。綺麗だねえ。キノ」エルメスが言った。「転ばなかったよ」キノと呼ばれた運転手が言った。ピンクが混じった草原を走っていたキノとエルメスは、なだらかな丘を一つ越えた時、「前方に、お仲間」「ボクにも見えた」進む道の上に、今までまったく見えなかった、自然以外の物を見つけた。それは、道と草原の隙間に横倒しになっている一台のモトラドであり、それを起こそうと力をかけているが起こせないでいる運転手だった。(「×××××の旅 ―25 Years―」、他全12話)