KADOKAWA×カカオピッコマの電子マンガマガジン「MANGAバル」が12月16日よりサービス開始

　漫画雑誌は、定期刊行を通じて数多くの珠玉の作品を発掘・育成し、トップクラスの作家に育てる媒体としてその役割を果たしてきました。そこから生まれた作品は、日本国内にとどまらず、世界各国に展開され、コンテンツ業界の発展に大きく貢献しました。しかし、ここ数年では私たちの日常をはじめ、コンテンツ業界にも急激な変化がもたらされています。それにより、日本国内の紙漫画雑誌の休刊が相次ぎ、新しい作品の発掘はもちろんのこと、作品を提供できる場も次第に減少することになりました。

　そこで、書籍・雑誌出版業界のリーディングカンパニーのひとつであるKADOKAWAと、グローバルNo.1マンガアプリ「ピッコマ」の運営を行なうカカオピッコマは、漫画雑誌のデジタル化を通じて、新作を開発し、読者に作品を提供する場をつくるという目標から、共同プロジェクトに取り組むこととなりました。本プロジェクトは、人々に従来の漫画雑誌ならではの魅力を継続的に発信すると共に、今の読者のライフスタイルに合わせて、閲覧方法やビジネスモデルを新たに構築し、マンガを楽しめる環境を充実させることにも焦点を当てています。

　創業79年の歴史を持つKADOKAWAは、テンポの速いデジタル環境でコンテンツを消費する読者のニーズを鑑み、創業以来初となる電子マンガマガジン「MANGAバル」を展開します。そして、多岐にわたる読者のニーズに応えるべく、少年誌・青年誌・女性誌各編集部より経験豊富な漫画編集者を集め、MANGAバル編集部を設立しました。次のメガヒット作品を生み出す役割を果たしていく予定です。

　カカオピッコマは、毎月1,000万人以上が利用する電子マンガ・ノベルサービス「ピッコマ」のトップ画面上部に「MANGAバル」専用「表示領域」を設けます。そして、作品更新日には誰でも無料で最新話が閲覧できる「￥0マガ」 というサービスを始めます。カカオピッコマは、雑誌の素晴らしさの一つに「発売日に友達とみんなで楽しみ、気持ちを分かち合える」という要素があると考えています。その体験を、デジタル上で提供したいと考え、同じ日に、みんなで無料で作品を楽しめるサービスを準備しました。

　それに加えて、グローバルNo.1マンガアプリとしてのノウハウを盛り込み、作品の感動と魅力を最大化する最適なUI（ユーザーインターフェース）・UX（ユーザーエクスペリエンス）を落とし込みました。幅広い作品が閲覧できる環境を構築することで、読者は「時間」と「場所」にとらわれず、簡単かつ素早くマンガマガジンを楽しむことができます。

　両社は、「MANGAバル」を通じてオリジナル作品を配信するだけでなく、作家の発掘・育成も支援します。世界で愛されるメガヒット作品を生み出し、広く届けてまいります。