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「セクシー田中さん」8巻が本日発売! 小学館は芦原妃名子氏の遺志を尊重し「完結巻と記さない」判断

「姉系プチコミック」1月号掲載の第15話や特別読みきりを収録

【「セクシー田中さん」8巻】

10月10日 発売

価格:594円

 小学館は、マンガ「セクシー田中さん」の8巻を10月10日に発売する。価格は594円。

 本作は「砂時計」や「Piece」などの作者である芦原妃名子氏が手掛けた大人のラブストーリーマンガ。「姉系プチコミック」にて連載が行なわれていたが、芦原氏の逝去に伴い連載が終了している。

 8巻は通常のコミックスとは異なり、「姉系プチコミック」1月号に掲載された第15話と、「flowers」2016年11月号に掲載された特別読みきり「winter fool」を収録。そのほか巻頭には、「セクシー田中さん」特別カラーギャラリーが4ページ付いている。

 また小学館は8巻の発売にあたって、「芦原先生の逝去にともない未完となってしまった『セクシー田中さん』ですが、先生のご遺志を尊重し、完結巻と記さないことをご理解頂けたらと思います。芦原妃名子先生への哀悼と、まだまだ続くはずだった物語への畏敬、そしてこれまで本作を愛してくださった皆様に感謝の意をこめてお届けいたします」というメッセージを伝えている。

 なお、10月4日に発売された「姉系プチコミック」11月号では、192ページの特大ボリュームによる「芦原妃名子 画業30年Memorial Book」が別冊付録に。69名の作家陣から寄せられたイラスト&メッセージ集のほか、デビュー作から30年間を俯瞰するクロニクル、全単行本の紹介・解説などが掲載されている。

【「セクシー田中さん」8巻あらすじ】

「田中さんに、会えてよかった」

婚活中のOL朱里は、経理部のアラフォー地味女・田中さんの秘密を知ってしまう。彼女の夜の顔は妖艶なベリーダンサーだった!
ずっと片想いだった既婚者・三好とキスしてしまった田中さん。
見合い相手のふみかと話が進んでいた笙野も動揺し、三好に詰め寄るが、メイクの道に進み始めた朱里に背中を押され、田中さんは三好とつきあうことに……!?