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マンガ「アンメット」が実写ドラマ化。主演は女優の杉咲花さん

【アンメット-ある脳外科医の日記-】

4月 放送開始予定(毎週月曜22時~)

放送局:カンテレ・フジテレビ系

 講談社のマンガ雑誌「モーニング」で連載中のマンガ「アンメット-ある脳外科医の日記-」が実写ドラマ化される。4月より放送を予定し、放送局はカンテレ・フジテレビ系。

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 「アンメット」は原作を子鹿ゆずる氏、マンガを大槻閑人氏が手掛けるマンガ。記憶障害の脳外科医・川内ミヤビを主人公に、障害に立ち向かいながらも医者として励む姿を描く作品となっている。子鹿ゆずる氏は元脳外科医で、作中では症例や医者の人間模様がリアルに描かれる。

 実写ドラマでは主人公の川内ミヤビ役を女優の杉咲花さんが担当。今回の実写ドラマ化決定を記念しマンガ配信サイト「コミックDAYS」では3月3日までの期間限定でマンガ「アンメット-ある脳外科医の日記-」30話が無料公開される。

主演・杉咲花 コメント

 頑張れなくてよくて、立ち止まってよくて、変われなくていい。あなたがあなたという人間と付き合っていくことを諦めなければ、それは美しい姿なのだという本作の根っこにあるメッセージに、心を撫でられるようでした。この物語を大切にお届けしたいです。

原作・子鹿ゆずる コメント

 言葉、記憶、技術……これらは脳の別々の部位が担当していることが解明されています。しかし「心」は何処にあるのか、その正体さえも曖昧なままです。原作では、私自身の経験を踏まえ脳障害の後遺症を正確に描くとともに、それと戦う人たちの心に焦点を当てました。ドラマ化にあたり、製作スタッフの皆様ならびに杉咲花さんはじめ実力派俳優の方々により、原作を超越した見事なドラマに仕上げて頂けそうで大変感謝しています。

 本ドラマが、一般視聴者の方々のみならず、当事者・ご家族の皆様、医療福祉関係者の皆様への応援になれば幸いです。

漫画・大槻閑人 コメント

 この度のTVドラマ化、誠にありがとうございます! 実は「アンメット」という作品、企画段階から「ドラマ化するといいなあ」と思い、その願いを込めながら自分なりに工夫してきました。僕自身は医療者ではないのでわからないことも多く、子鹿さんをはじめ、多くの医療・福祉関係者の皆様にご協力いただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。物語を絵に、漫画にする作業を通じて、「アンメット」というバトンを良い形で受け渡せているとしたら、これほどうれしいことはありません。

プロデューサー・米田孝 コメント

 このドラマを企画し始めた直後、母に脳腫瘍が見つかりました。予後不良の状態でしたが、開きにくかった目がパッチリしてきた、今日は歩いて買い物に行けた、家族が集まるのが楽しみだ、などと些細な希望を見つけては、母は笑っていました。悩みや苦しみの中にあっても、ほんの少しの希望があれば、人はちゃんと今日を明日に繋げて、前を向いて生きていけるんだなと、母は私に感じさせてくれました。

 「アンメット」とは直訳すると「満たされない」という意味です。人や社会は光の当たる場所に目を奪われ、その光によってできた影を見過ごしてしまいがち。影の部分で満たされなさを感じる人たちにいかに寄り添い、共生していくか。この原作のテーマに深く共鳴し、おこがましいようですが少しでもその影を希望の光で照らせたら。このドラマにそんな思いを込めています。杉咲花さんとはクランクイン前からたくさんの時間を共有し、どうしたら自分たちの思いを届けられるか、会話を積み重ねてきました。本当に真摯に作品に向き合う姿勢と豊かな発想力に驚かされる日々です。彼女が演じる川内ミヤビが、とても魅力的な主人公になることは間違いありません。人の心を丁寧に描きながら、愉快な登場人物たちやハラハラドキドキの展開で濃いめの味付けを加えて、楽しみながら心温まるエンターテインメントに作り上げていきます!見て下さった方に、少しでも明日を生きる希望を得ていただけることを願っています。