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上原きみ子氏によるマンガ「いのちの器」が完結。最終巻となるコミックス100巻は4月16日に発売

【「いのちの器」100巻】
4月16日発売
価格:880円
「いのちの器」100巻書影

 上原きみ子氏によるマンガ「いのちの器」が、3月3日発売の「フォアミセス」4月号に掲載の第392話で完結した。最終巻となるコミックス100巻は4月16日に発売される。

 「いのちの器」は、産婦人科医の有吉響子が、夫や子どもたち、そして様々な事情を抱えた患者たちと出会いながら、命の尊さや家族の絆を育んでいくヒューマンドラマ。最終話では、火事で焼失した山野医院がついに再出発の時を迎えて……という展開で、登場人物たちの成長した姿と役割を終えようとしている人物との感動的な交流、そしてこの先へのメッセージにあふれた希望に満ちたラストシーンが描かれている。

【「いのちの器」1-100 巻書影(コラージュ)】

「いのちの器」

【「いのちの器」ストーリー】

 女性はいのちをはぐくむ器です。そして響子先生の山野産婦人科医院はそれを包む大きな大きな愛の器です。父親の死で郷里の田舎町の産婦人科医院を継いだ響子さん。妊娠、そして出産という女性の永遠の営み、そこにこめられた祈りと喜びと悲しみと......。それらをやさしく見守り続ける響子さんの感動愛シリーズがここに!!

連載:1991年~2026年
媒体:1991年~「Eve Special for Mrs.」(秋田書店)、1995年~「フォアミセス」(秋田書店)
作者:上原きみ子氏
単行本:既刊99巻(2026年3月現在)
最終100巻は4月16日(木)発売

□「いのちの器」のページ

作品年表

1991年 「Eve Special for Mrs.」で連載開始
1994年 主人公・響子の夫・有吉晃と榊原房江との間に優子が生まれる(コミックス1巻)
晃と離婚(コミックス1巻)
桃子を養子に(コミックス2巻)
1995年 創刊した「フォアミセス」にて連載継続
1996年 元夫・晃と再婚し、晃の娘・優子の母に(コミックス6巻)
1998年 東海テレビ制作の昼の帯ドラマ枠(フジテレビ系列28局で放送)にてドラマ化
1999年 雅志を養子に(コミックス14巻)
穂高を出産(コミックス15巻)
2003年 五郎を出産(コミックス26巻)
2008年 春菜を養子に(コミックス45巻)
2010年 コミックス50巻発売
2019年 五郎が榊原家の養子になる(コミックス79巻)
2025年 山野医院が火事で全焼(コミックス98巻)
2026年 山野医院再建を目指して再出発(コミックス99巻)
連載から35年で完結。コミックス100巻発売

【「いのちの器」登場人物家系図(コミックス99巻時点)】
【「いのちの器」について】

 「いのちの器」は、今から35年前の1991年に、月刊の女性向けマンガ誌「Eve Special for Mrs. No.30(1991年10月刊行)」にて連載開始、1995年に「フォアミセス」として月刊化した後も連載を続け、同誌を代表する看板作品であり、同一タイトルのシリーズものとしては最長連載作品となっている(2026年3月現在)。また、同一タイトルのマンガでコミックスが100巻以上発売されているものは日本国内で20作品程度しかなく、女性漫画のカテゴリーではさらに数えるほどしかない(2026年3月現在、秋田書店調べ)。

 上原きみ子氏は長期で連載を続けてこられた秘訣について、「マンガを描くのが好きだから続けてこられました。当時の担当編集の提案で、“産婦人科の女医と妊婦さんの人間模様”というテーマをいただいた時、私自身も妊娠に関して無知だったこともあり、絶対に描きたい!と思いました。35年の連載の中で、このマンガで癒やされてくれる人がいるなら楽しいマンガにしようと心がけました。読者さんが読んで楽しいと思う作品は描く方も楽しいですから」と語っている。

【上原きみ子氏コメント(「いのちの器」完結にあたり)】

 最終回を描き始めたときは「私、泣くだろうな……」と思っていましたが、最終ページが近づくにつれて、心は不思議と軽くなっていきました。最後のページでペンを置いた瞬間、やりきった感が爆発して、笑顔になりました。思い残すことはありません。残りの人生を、楽しみたいと思います。

【プロフィール】
 1946年、岐阜県生まれ。1965年、金田君子名義の貸本マンガ「黒コスモスの花言葉」を発表し、1968年「りぼん」でデビュー。「週刊少女コミック」など少女マンガ誌に活動の場を移す。貧しい少女が馬術を通じて幸せを獲得していく「ロリィの青春」、ごくふつうの少女が同級生の秘密を知ったことから遠い外国の王位争いに巻き込まれる「炎のロマンス」など次々にヒット作を発表し、活躍した。1970年代後半からは、学年誌にも進出。「小学1年生」連載の「まりちゃんシリーズ」は1989年度小学館漫画賞を受賞している。