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双葉社、20~40代の「マンガの利用実態」調査結果を発表
月に1回以上マンガを読む男女の7割はマンガへの出費が月1,000円未満
2024年12月17日 17:32
- 12月17日 発表
双葉社は12月17日、月に1回以上マンガを読む20代から40代の男女を対象に「マンガの利用実態」に関する調査を実施し結果を明らかにした。
この調査から、月に1回以上マンガを読む20代から40代の男女のうち8割以上は、少なくとも週に1回はマンガを読んでおり、月に1回以上マンガを読む20代から40代男女の7割以上は、マンガに使うお金が月に1,000円未満であることなどがわかった。
この調査は、マンガの配信サイト「webアクション」を運営している双葉社が、デジタル媒体でマンガを読む世代の動向を掴むために行なったもの。近年、マンガは紙媒体からデジタル媒体への移行が進んでいる。デジタルネイティブ世代には「いつでもどこでも楽しめる」利便性が求められており、特に若年層を中心にデジタル化が進んでいる。
調査期間は2024年11月20日と11月21日の2日間。インターネットを使って、月に1回以上マンガを読む20代から40代の男女331名から回答を得た。結果は以下の通りとなっている。
月に1回以上マンガを読む20代~40代男女の8割以上は、少なくとも週に1回以上はマンガを読んでいる
「どのくらいの頻度でマンガを読むか」を尋ねる設問への回答では、1位が「毎日」で34.2%、2位が「週に2~3回」で29.6%、3位が「週に1回」で18.1%という結果になった。
1位から3位までの回答を合計すると回答率80%を超え、この結果から月に1回以上マンガを読む20代~40代男女の8割以上が、少なくとも週に1回以上はマンガを読んでいることが明らかになった。
月に1回以上マンガを読む20代~40代男女の7割以上は、マンガに使うお金が月に1,000円未満
次に「月にどのくらいの金額をマンガに使っているか」を問う設問への回答では、1位が「無料」で33.5%、2位が「500円未満」で21.8%、3位が「500円~1,000円未満」で18.4%という結果になった。
1位から3位の回答を合計すると回答率70%を超え、この結果から月に1回以上マンガを読む20代~40代男女の7割以上は、マンガに使うお金が月に1,000円未満であることがわかった。
月に1回以上マンガを読む20代~40代男女の6割以上が、電子媒体でマンガを読んでいる
続いて「電子媒体と紙媒体、主にどちらの媒体でマンガを読んでいるか」を尋ねる設問では、「電子媒体」が66.2%、「紙媒体」が33.8%となった。この結果から月に1回以上マンガを読む20代~40代男女では、電子媒体でマンガを読んでいる人が主流派である、という事実が判明した。
電子媒体でマンガを読む主な理由は「費用面の優位性」や「利便性の良さ」
主に電子媒体でマンガを読んでいると回答した人に「普段マンガを読む際に電子媒体を利用する主な理由は何か」を尋ねる設問への回答では、1位が「無料の作品や安価な作品があるため」で65.3%、2位が「いつでもどこでも読めて便利なため」で62.6%、3位が「購入が簡単で手間がかからないため」で41.6%という結果になった。この結果から、電子媒体でマンガを読む理由としては、「費用面での優位性」と「利便性の良さ」が大きいことがわかる。
紙媒体でマンガを読む主な理由は「すぐ手に取れること」や「紙の質感や紙の感覚への愛着」や「コレクション性」
次に、主に紙媒体でマンガを読んでいると回答した人に「普段マンガを読む際に紙媒体を利用している理由は何か」を尋ねる設問への回答では、1位が「読み返したいときにすぐ手に取れるから」で56.3%、2位が「紙の質感や本をめくる感覚が好きだから」で47.3%、3位が「コレクションとして手元に残したいから」で42.0%という結果になった。
紙媒体でマンガを読む人が紙媒体を利用している理由の上位には、紙の書籍として実体があること特有の理由が並ぶ結果となった。