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「宮﨑駿イメージボード全集」の最新刊「6 耳をすませば On Your Mark」が6月4日発売

初公開となるものも含め全178枚の絵を収録

【宮﨑駿イメージボード全集 6 耳をすませば On Your Mark】
6月4日発売
価格:6,160円

 岩波書店は、スタジオジブリ責任編集「宮﨑駿イメージボード全集」の最新刊「6 耳をすませば On Your Mark」を6月4日に発売する。価格は6,160円。

 「宮﨑駿イメージボード全集」は、映画監督かつアニメーターでもある宮﨑駿氏が、自ら描いた「絵」(イメージボードやストーリーボードなど)を、多数の未発表の「絵」も含め、スタジオジブリが可能なかぎりすべてを集めて収録する画集。

 最新刊には、「耳をすませば」と「On Your Mark」を収録。映画公開から30年以上にわたり愛される2作品のために描かれた貴重な絵の数々で、本書が初公開となるものも含め全178枚が完全収録されている。巻末には、当時の制作秘話を語る鈴木敏夫プロデューサーのインタビューも掲載。

□「宮﨑駿イメージボード全集」のページ

「宮﨑駿イメージボード全集 6 耳をすませば On Your Mark」

6月4日刊行/140頁
価格:6,160円
ISBN 978-4-00-028836-1

「耳をすませば」

 「耳をすませば」は、1995年に劇場公開された青春映画の名作。物語の舞台のモデルとなった街・聖蹟桜ヶ丘は、宮﨑駿氏にとって「風景というよりも、その中で暮らしていた自分、生活していた自分自身」であったという。監督を務めたのは、「未来少年コナン」(1978年)や「赤毛のアン」(1979年)でも活躍していたアニメーターの近藤喜文氏。脚本・絵コンテは宮﨑駿氏。

 本書では、主人公の月島雫が描く作中作「バロンのくれた物語」の場面を中心に、宮﨑駿氏が手がけた貴重なイメージボード・ストーリーボード全21枚を収録する。少女の日常を描く「耳をすませば」の本編に、観客に「もっとサービスするために」と加えられたという魅力溢れるファンタジーの世界を楽しむことができる。

【鈴木敏夫氏インタビュー(本書巻末掲載)より】

 「耳をすませば」は要するに日常のドラマです。でも日常のドラマだけではお客さんに対してアピールが少ない。もっとサービスするためにはファンタジーの要素も入れるべきと、当初宮さんは考えたわけです。それで“バロン”が入ることになりました。

「On Your Mark」

 「On Your Mark」は、CHAGE and ASKA楽曲のプロモーション映像として作られ、その後唯一の「ジブリ実験劇場」作品として、「耳をすませば」劇場公開時に同時上映された短編アニメーション。荒廃した世界を生きる二人の警官が翼の生えた少女と出会い、空に解き放そうとするストーリーで、知られざる宮﨑作品としてファンの間で語り継がれている。この作品は、当時難航していた「もののけ姫」(1997年)の制作の合間に作られたそうだ。「よく曲を聴いて歌詞も頭に全部入っていた」という宮﨑駿氏にとって、「On Your Mark」の絵コンテを丁寧に描くことは「お茶の子さいさい」で、楽しみでもあったという。

 本作品の制作過程では、通常のストーリーボードに加え、絵コンテを拡大コピーし着色したものがストーリーボードとして使われるなど、演出の指示のためにさまざまな手法がとられた。その実験的試みが伝わる157枚が完全収録される。

【鈴木敏夫氏インタビュー(本書巻末掲載)より】

 「On Your Mark」に関しては、宮さん本当によく曲を聴いて歌詞も頭に全部入っていたんです。入ったことによって、ストーリーボードもさることながら、最終的には絵コンテを仕上げなければいけないんですが、その時にはもう迷いはないんです。だって小難しいことをやる必要は一切ないんですから。その絵コンテを描いている間は手は動かしていても、頭は別のことを考えられるわけです。これは「On Your Mark」の絵コンテをやりつつ、新しい「もののけ姫」の構成を考えるのにいい時間でした。ここまで来ると絵コンテを丁寧に描くというのは、宮さんにとっては“お茶の子さいさい”なんですね。

「7 もののけ姫」を12月に発売予定

 次回刊行は、「7 もののけ姫」で、12月の発売が予定されている。続報は特設サイトにて公開される。

「宮﨑駿イメージボード全集 7 もののけ姫」
12月刊行予定
価格未定